Brocard Pierre
ブロカール・ピエール

1932年に初代ジョルジュ・カロー(Georges Carreau)がシャンパーニュ造りを始めました。その後、Emile Brocard, Henri Brocard, Pierre Brocardと続き、現在はピエールの息子のティボー・ブロカール(Thibaud Brocard)が2012年より4代目当主を務めています。

栽培はリュット・レゾネ農法。つまり、ヴィンテージにより、万一手当が必要な場合には、必要最低限の農薬等を使う選択をしています。しかし、リュット・レゾネ農法は、定義があいまいで、農薬の使用量等の幅が非常に広い為、極めて少量の農薬ののみを使用する自らの農法を「ウルトラ・リュット・レゾネ」と表現しています。

ティボーは、ボーヌの醸造学校を卒業後、ニュージーランドやカリフォルニアの生産者、シャンパーニュ・フルーリィで6年間仕事した後に、2012年に実家のシャンパーニュ・ブロカールへ戻りました。

ブルゴーニュの醸造学校で学んだ影響もあり、ティボーが現在目指しているのは、単一品種・単一畑・単一年でのワイン造りです。その為、スタンダード・キュヴェを除いては、全て単一品種によりヴィンテージ・シャンパーニュです。

「私のワイン造りは非常にシンプルです。同じ丘の単一品種を使用し、長期間瓶内熟成する事で、よりヴィンテージの個性を表現し、私の好むロースト香やブリオッシュ香などを引き出します。」―ティボー・ブロカール


畑・収穫・醸造

畑は全てコート・デ・バールにあります。
キンメリジャン紀の粘土石灰質土壌に適したピノ・ノワールを主に栽培。またピノ・ブラン及びシャルドネも栽培しています。

ウルトラ・リュット・レゾネ農法に取り組むだけでなく、その効果や土壌への影響については科学的に調査や詳細な分析を行い、裏付けを取りながら進めています。農薬の使用を減らすだけでなく、イラクサやトクサ、シリカなどの調剤を畑に散布する事で、銅の散布の量も出来る限り減らしています。
伝統的手法と、現代的手法の両方を取り入れ得た醸造を行っています。

プレスは旧式の縦型プレス機を使用して、色素の抽出を抑える為にゆっくりと時間をかけます。発酵はコンクリート、エナメル樹脂タンク、ステンレスタンクを使用しますが、木樽は余計な要素をワインに与えてします為あまり使用しません。

マロラクティック発酵は100%行います。補酸は行っていません。

また、最近はごく微量の水を加える事で酸化防止剤を使用せずにデゴルジュマンが出来る最新式機器の導入も行っています。

ウルトラ・リュット・レゾネ栽培の延長として、醸造に関してもより自然なアプローチで行っています。長期間の発酵。全ての作業は月齢カレンダーに沿って行われます。キュヴェごとに木樽の使用や、ドザージュ量などを調整し、テロワールの個性を最大限に表現したキュヴェに仕上げています。

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