イタリア: ヴァルドッビアーデネ ／ スパークリングワイン
ヴァルドッビアーデネ・プロセッコ・スペリオーレ・ブリュット・リーヴェ・ディ・サンピエトロ・バルボッザ 2021ヴァル･ドッカ
インポーター希望販売価格：3,278円 (税込)
ヴァルドッビアーデネが誇る最高品質のプロセッコのひとつ、ヴァル･ドッカ社が造る "プロセッコ・スペリオーレ・ブリュット・リーヴェ･ディ･サンピエトロ・バルボッザ" の 2021年ヴィンテージが入荷しました。

プロセッコ "プロセッコ" は、イタリアのヴェネト州を中心に造られるスパークリングワインです。シャンパーニュやカヴァと並び、「世界三大スパークリングワイン」の一つに数えられ、現在では世界で最も売れているスパークリングワインとしても知られています。 主要品種は "グレラ" という白葡萄で、85%以上使用することが法律で定められています。
キャラクターはフレッシュでフルーティーなのが特徴です。青リンゴ、洋梨、柑橘類、アカシアの花などの爽やかなアロマがあります。酸味が高く、軽やかな口当たりで、アルコール度数は11%前後と比較的低めのものが多いです。
造りはシャンパーニュやカバとは異なり大きな密閉タンクで二次発酵を行う "シャルマ方式" で造られます。これにより、葡萄本来の新鮮な果実味と香りが保たれやすくなります。

このプロセッコはいくつかの重要な特徴を持っています。
名前に書かれている "リーヴェ"、リーヴェ (Rive) は、イタリア語で「急斜面のブドウ畑」を意味する方言です。ひとクラス上のプロセッコが生まれる ヴァルドッビアーデネ と コネリアーノ のDOCG地域内にある、特に優れた43の区画にのみ与えられる、特別な格付けです。
急峻な斜面での栽培は機械作業が困難なため、葡萄はすべて手作業で収穫されます。DOCGプロセッコよりもさらに厳しい収量制限が課されており、葡萄の品質がより凝縮されます。DOCGプロセッコ全体のわずか3%ほどしか生産されない、非常に希少なワインです。

この長い名前、サンピエトロ・バルボッザ は村の名前。サンピエトロ・ディ・バルボッザ」という単一の村で栽培された葡萄のみから造られています。この村は、プロセッコの最高峰とされる「カルティッツェ」のすぐ隣に位置しており、その土壌や気候がワインに独特の個性をもたらします。
このワインは、プロセッコらしいフレッシュでフルーティーなアロマ（リンゴや洋梨、シトラス、白い花など）に加えて、リーヴェ由来のミネラル感やエレガントな酸、そして複雑味や長い余韻が特徴です。
このワインは単なるプロセッコではなく、ユネスコ世界遺産の丘にある特別な急斜面の畑で、厳格な基準のもとで造られた、非常に高品質で希少な辛口スパークリングワインです。プロセッコの頂点を極めたエレガントで複雑な味わいは、食前酒としてはもちろん、魚介類や和食など、さまざまな料理とも相性が良いとされています。

造り手の ヴァル･ドッカ はイタリアのヴェネト州、プロセッコを代表する協同組合によるワイナリーの一つです。創業は1952年で、設立当初は129軒の葡萄農家が力を合わせて、第二次世界大戦で荒廃した地域経済を再建しようという目的で始まりました。 現在では、約600軒以上の葡萄農家が所属しており、1,000ヘクタール以上の葡萄畑を管理しています。ヴァルドッビアーデネDOCG全体の生産量の約10%を占めるなど、地域で非常に大きな影響力を持っています。